楽天証券のクレカ積立とは?楽天カードでの設定方法・ポイント還元を解説
「楽天証券でクレジットカード決済の積立(クレカ積立)を使うと、実際に何%くらいポイントが貯まるの?」「月いくらまで設定できる?」「楽天ペイ残高(旧:楽天キャッシュ)とはどう違うの?」——楽天証券ですでに投資信託を積み立てている方、これから積立を始める方の多くが気になるポイントです。
「NISAでもクレカ積立は使えるの?」「楽天カードを持っていない場合はどうすればいい?」といった疑問も、実際に設定する前に整理しておきたいところです。
この記事でわかること:
- クレカ積立(楽天カードクレジット決済)の基本仕様と月間上限
- 楽天カードの種類別ポイント還元率
- 楽天・プラス・オールカントリー/S&P500を積み立てる場合の具体的な還元率
- 楽天ペイ残高(旧:楽天キャッシュ)との違い・併用時の上限
- 設定方法・注意点・よくある質問
先に結論を整理すると、次の通りです。
- 楽天証券では、投資信託の積立注文を楽天カードのクレジット決済で行うことができ、決済額に応じて楽天ポイントが貯まります。
- クレカ積立の月間上限は100円〜100,000円(複数ファンドの合計)です。
- 電子マネー「楽天ペイ残高(2026年5月に「楽天キャッシュ」から名称変更)」を使った積立は、月間上限が100円〜50,000円です。
- 両方を併用すると、合計で最大月150,000円までキャッシュレスで積み立てられます(内訳は楽天カード10万円+楽天ペイ残高5万円で、それぞれの上限を超えて増やすことはできません)。
- NISA(つみたて投資枠・成長投資枠)でもクレカ積立は利用できます。
- ポイント還元率は、カードの種類と積み立てるファンドの代行手数料の水準によって異なります。
- 楽天・プラス・オールカントリー、楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドの場合は、一般カード/楽天PINKカード0.5%、楽天ゴールドカード0.75%、楽天プレミアムカード1%、楽天ブラックカード2%という区分です。
以下、それぞれの仕組みを順番に解説します。
楽天証券のクレカ積立とは
クレカ積立(正式名称:楽天カードクレジット決済)は、楽天証券で投資信託を積み立てる際の決済方法のひとつです。
- 対象は投資信託の積立注文のみ(スポット購入・個別株・ETF・iDeCoは対象外)
- 月間の積立額は100円〜100,000円(複数ファンドを積み立てる場合は口座全体の合計額)
- NISAのつみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも利用可能
- 決済額に応じて、カードの種類やファンドの区分に応じたポイントが貯まる
- 登録できる楽天カードは1枚のみで、複数枚のカードを使って上限額を増やすことはできない
投資信託そのものの選び方や、楽天証券の口座開設・NISA設定は別記事で解説しています。この記事では「決済方法としてのクレカ積立」に絞って説明します。
楽天証券のクレカ積立でもらえるポイント還元率
カード種類別の還元率
クレカ積立のポイント還元率は、カードの種類と積み立てるファンドの代行手数料が年率0.4%(税込)以上か未満かの組み合わせで決まります。ファンドによって還元率区分が異なる仕組みになっているため、同じカードでも積立商品によって還元率が変わることがあります。
代行手数料が年率0.4%未満のファンド(後述するオルカン・S&P500を含む多くの低コストインデックスファンドが該当)を積み立てる場合の還元率は次の通りです。
| カード | 年会費 | 還元率 | 月10万円積立時の年間獲得ポイント(計算値) |
|---|---|---|---|
| 楽天カード | 無料 | 0.5% | 6,000ポイント/年 |
| 楽天PINKカード | 無料 | 0.5% | 6,000ポイント/年 |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円(税込) | 0.75% | 9,000ポイント/年 |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) | 1% | 12,000ポイント/年 |
| 楽天ブラックカード | 33,000円(税込) | 2% | 24,000ポイント/年 |
※「年間獲得ポイント」は、月10万円×12ヶ月×還元率で算出した計算値であり、楽天証券の公式発表数値ではありません。実際の還元は積立金額・ファンドの区分によって変動します。年会費を差し引いた実質的な損得はここには反映していません。
ポイント還元率の区分は、積立購入の前月12日(非営業日の場合は前営業日)時点の代行手数料データをもとに判定されます。制度や対象ファンドの区分は今後変更される可能性があるため、最新情報は楽天証券公式サイトで確認してください。
なお、代行手数料が年率0.4%以上のファンドでは還元率の扱いが一部異なりますが、この記事で扱うオルカン・S&P500はいずれも0.4%未満の区分に該当するため、詳細は割愛します。
オルカン・S&P500を積み立てる場合の還元率
楽天証券で人気の高い、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(愛称:楽天・プラス・オールカントリー)と楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドは、いずれも信託報酬のうち販売会社分(代行手数料に相当する部分)が0.4%を大きく下回る水準(それぞれ0.0187%・0.0308%)であり、代行手数料0.4%未満の区分に該当します。
そのため、還元率は上の表と同じく、一般カード・PINKカード0.5%/ゴールドカード0.75%/プレミアムカード1%/ブラックカード2%となります。
積立商品そのものの選び方・購入手順は、楽天証券でオルカンを買う方法|NISA積立設定までわかりやすく解説、楽天証券でS&P500を買う方法|NISA積立設定までわかりやすく解説 で詳しく解説しています。
楽天証券のクレカ積立はいくらまで使える?
楽天証券のキャッシュレス積立には、決済方法ごとに次の上限があります。
- 楽天カードクレジット決済:月100円〜100,000円
- 楽天ペイ残高(旧:楽天キャッシュ):月100円〜50,000円
この2つは別々の決済方法として管理されており、それぞれの上限まで設定できます。両方を併用した場合の合計上限は最大月150,000円(10万円+5万円)です。
「楽天証券では月15万円までクレカ積立できる」という単純な理解ではなく、クレカ積立自体の上限は10万円、楽天ペイ残高との併用で合計15万円まで拡張できる、という整理が正確です。
楽天カード積立と楽天ペイ残高積立の違い
楽天ペイ残高は、2026年5月以降「楽天キャッシュ」から名称が変更された電子マネーの総称です(機能・規約自体に変更はありません)。楽天証券の投信積立でも、楽天カードのクレジット決済とは別に、この楽天ペイ残高を使った決済が選べます。
| 項目 | 楽天カードクレジット決済 | 楽天ペイ残高(旧:楽天キャッシュ) |
|---|---|---|
| 決済方法 | 楽天カード(1枚登録) | 楽天ペイ残高(オートチャージ、チャージ元は楽天カードのみ) |
| 月間上限 | 100円〜100,000円 | 100円〜50,000円 |
| ポイント還元 | カードの種類・ファンドの区分により0.5〜2%(オルカン・S&P500の場合) | 0.5%(一律) |
| NISA対応 | つみたて投資枠・成長投資枠とも対応 | 同左 |
| 必要な準備 | 楽天カードの保有・証券口座への登録 | 楽天ペイ残高+オートチャージの設定 |
| 設定の手間 | カード情報の登録のみ | 残高・オートチャージの設定が別途必要 |
還元率だけを見ると、ゴールドカード以上であれば楽天カード決済の方が高くなりますが、一般カードの場合は楽天カード決済・楽天ペイ残高決済ともに0.5%で同じです。
制度上の使い分けとしては、まず月10万円以内であれば楽天カード決済で設定し、それ以上の金額を積み立てたい場合に楽天ペイ残高との併用を検討する、という順序で考えると整理しやすくなります。どちらが向いているかは、保有しているカードの種類や積立金額によって異なります。
楽天証券のクレカ積立を設定する方法
クレカ積立の設定は、投資信託の積立設定画面から行います。
- 積み立てたい投資信託を選ぶ
- 商品ページで「積立設定」を選択する
- 口座区分(特定口座・一般口座・NISA等)を選択する
- 引落方法の一覧から「楽天カードクレジット決済」を選択する
- 楽天カードの情報を登録する(証券口座と同一名義の楽天カードのみ登録可能)
- 積立金額を入力する(100円〜100,000円)
- 分配金コースなど、その他の設定項目を確認する
- 目論見書を確認する
- 設定内容を確認し、取引暗証番号を入力する
- 設定完了
なお、クレジットカード決済では「ボーナス設定(増額設定)」は利用できません。
積立設定の締切は毎月12日で、買付日は毎月1日・8日・12日のいずれかになります(初回の設定タイミングによって異なり、必ずどの日になるかは設定条件によって変わります)。カードの引落日は毎月27日、ポイントの付与は積立注文月の15日前後です。
楽天証券の口座開設・NISA設定そのものの手順は、楽天証券の始め方完全ガイド|口座開設からNISA積立設定までの流れ、楽天証券のNISA設定方法|口座開設から積立設定までの流れを解説 をご参照ください。
NISAでもクレカ積立を利用できる
クレカ積立(楽天カードクレジット決済)そのものは、NISAのつみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも利用できます。
ただし、これは「決済方法としてクレカ積立がNISAで使えるか」という話であり、「積み立てる商品がNISAのどの枠の対象になっているか」とは別の話です。この記事で扱う楽天・プラス・オールカントリー、楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドは、いずれもつみたて投資枠の対象商品ですが、成長投資枠の対象商品ではありません。
「クレカ積立自体はNISAの両方の枠で使える仕組みだが、今回扱っている2つのファンドは成長投資枠では購入できない」という点を混同しないようご注意ください。
クレカ積立と楽天ポイント投資の違い
似た言葉として「楽天ポイント投資」がありますが、仕組みは異なります。
- クレカ積立・楽天ペイ残高積立:楽天カードや楽天ペイ残高で決済することで、楽天ポイントが「貯まる」
- 楽天ポイント投資:すでに保有している楽天ポイントを、積立資金の一部として「使う」
なお、投信積立の「ポイント利用設定」を有効にしておくと、クレカ積立の設定でも保有ポイントの一部を積立金額に充当し、不足分をカードで決済する、という併用もできます。
楽天ポイント投資の具体的な手順は 楽天ポイント投資のやり方|実際の手順をわかりやすく解説 で解説しています。
楽天証券でクレカ積立を使うときの注意点
- 家族カードは利用できません。楽天証券の口座名義と同一名義の本人カードのみ登録できます。
- iDeCoの口座では利用できません(クレカ積立は課税口座・NISA口座向けの制度です)。
- クレジットカード決済ではボーナス設定(増額設定)は利用できません。
- ポイント還元率・対象ファンドの区分は、代行手数料の水準に応じて毎月見直されるため、将来変更される可能性があります。
- 「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」は、クレカ積立そのものの条件ではなく、楽天ポイントコースの設定・マネーブリッジの設定・月3万円以上のポイント投資(1ポイント以上利用)という別の条件で判定されます。クレカ積立を使うだけでSPU条件を満たすわけではない点にご注意ください。
- ゴールドカード・プレミアムカード・ブラックカードは還元率が高くなる一方、年会費もかかります。クレカ積立の還元率だけでなく、年会費や普段のカード利用状況もあわせて判断することをおすすめします。
楽天カードを持っていない場合
楽天カードを持っていない場合は、まずカードの申込みが必要です。楽天証券の口座開設と楽天カードの申込みは、どちらを先に行っても手続きを進められます。
楽天カードが発行された後、楽天証券の積立設定画面でカード情報を登録すると、クレカ積立が利用できるようになります。楽天カードをまだお持ちでない方は、まず楽天カードの公式サイトで年会費や特典を確認し、申込みを検討してみてください。
楽天証券口座を持っていない場合
楽天カードは持っているが楽天証券口座をまだ持っていない、という場合は、先に楽天証券の口座開設が必要です。NISAを利用する場合は、NISA口座の開設も別途必要になります。
口座開設・NISA設定の詳しい手順は 楽天証券の始め方完全ガイド|口座開設からNISA積立設定までの流れ をご参照ください。
楽天証券のクレカ積立に関するよくある質問
Q:楽天証券のクレカ積立は月いくらまで使えますか?
楽天カードクレジット決済は月100円〜100,000円です。楽天ペイ残高(旧:楽天キャッシュ)と併用すると、合計で最大150,000円まで設定できます。
Q:楽天カードなら何%還元されますか?
還元率はカードの種類と積み立てるファンドの区分によって異なります。楽天・プラス・オールカントリーやS&P500を積み立てる場合、一般カード・PINKカードは0.5%、ゴールドカードは0.75%、プレミアムカードは1%、ブラックカードは2%です。
Q:オルカンの還元率は?
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドは代行手数料0.4%未満の区分に該当し、上記の表と同じ還元率です。
Q:S&P500の還元率は?
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドも代行手数料0.4%未満の区分に該当し、オルカンと同じ還元率です。
Q:NISAでも使えますか?
クレカ積立そのものはNISAのつみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも利用できます。ただし、積み立てる商品自体がどの枠に対応しているかは別途確認が必要です。
Q:家族カードは使えますか?
利用できません。楽天証券の口座名義と同一名義の本人の楽天カードのみ登録できます。
Q:楽天ペイ残高と併用できますか?
はい。楽天カード決済(月10万円)と楽天ペイ残高決済(月5万円)はそれぞれ別の上限で管理されており、併用すると合計で最大月15万円まで設定できます。
Q:楽天ポイント投資とは何が違いますか?
クレカ積立は決済によってポイントを貯める仕組みで、楽天ポイント投資は保有しているポイントを積立資金として使う仕組みです。
Q:SPUの対象になりますか?
クレカ積立そのものはSPUの条件ではありません。SPUは楽天ポイントコースの設定・マネーブリッジの設定・月3万円以上のポイント投資(1ポイント以上利用)という条件で判定されます。
まとめ
- クレカ積立(楽天カードクレジット決済)は、投資信託の積立注文をクレジットカードで決済する仕組み:月100円〜100,000円まで利用できる
- 楽天ペイ残高(旧:楽天キャッシュ)との併用で最大月15万円:それぞれの上限(10万円・5万円)は別々に管理される
- 還元率はカードの種類とファンドの区分で決まる:オルカン・S&P500の場合は一般/PINK 0.5%、ゴールド0.75%、プレミアム1%、ブラック2%
- NISAでも利用できる:ただし商品ごとのNISA対応区分とは別の話
- 家族カード・iDeCoでは利用できない:本人名義の楽天カードのみ対応
- 上位カードは還元率が上がる一方、年会費もかかる:クレカ積立の還元率だけで判断せず、年会費や普段の利用状況もあわせて検討することが大切
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免責事項
本記事は情報提供を目的としており、投資助言を目的とするものではありません。掲載している情報の正確性には万全を期しておりますが、内容を保証するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。ポイント還元率・積立上限額等の制度内容は変更される場合がありますので、最新の情報は楽天証券公式サイトでご確認ください。

