株式投資とは?仕組みと始める前に知っておくべきこと
株式投資とは、企業が発行する株式を購入してオーナーの一人になり、企業の成長や利益を共有する投資です。
投資全般の入門として 投資とは?これから資産形成を始める人のための基礎知識 をあわせてご覧ください。
この記事でわかること:
- 株式とは何か・株を買うとどうなるか
- 株式投資がゼロサムではなくプラスサムと言われる理由
- 株がインフレに強い資産と言われる根拠
- 主要な株価指数の長期傾向
- 始める前に押さえておきたい注意点
これらの点を参考にしながら、自分の状況に合わせて確認してみてください。
株式投資とは何か
株式とは、企業が資金を集めるために発行する「所有権の証書」です。
企業は事業を拡大するための資金を、銀行からの借入(負債)か、株式の発行(資本)で調達します。株式投資とは、この株式を市場で購入する行為です。
株式を買うと、配当や議決権などの株主の権利が生まれます。ただし、株主は債権者(銀行など)よりも弁済順位が低く、企業が倒産した場合に元本が戻らないリスクがあります。
株を持つとはどういうことか
株を買うとは、その会社のオーナーの一人になることです。
たとえば、ある会社が100株を発行していて、あなたが1株を買ったとします。このとき、あなたは会社の1%を所有するオーナーです。
株主として受け取れる主な権利・恩恵は3つです。
- 配当金:企業が利益の一部を株主に分配するお金。年1〜2回が多い
- 株価上昇(キャピタルゲイン):企業が成長して株価が上がれば、売却時に差額が利益になる
- 株主優待:日本特有の制度。自社商品や割引券などを受け取れる企業もある
重要なのは、配当も株価も「企業の業績」と連動していることです。業績が悪化すれば配当は減り、株価も下がります。
株式投資はゼロサムゲームではない
株式投資全体では、経済の成長とともに参加者全体の富が増える「プラスサム」の構造です。
FXや先物取引などのデリバティブは誰かの利益が誰かの損失になるゼロサムです。しかし株式投資は違います。
株式市場全体が長期的に上昇する理由は、企業が生み出す付加価値(利益)の累積があるからです。企業は人材・技術・資本を組み合わせて製品やサービスを生み出し、社会に価値を提供します。その価値の一部が株主に還元されます。
「株式市場への長期投資は、経済全体の成長という恩恵を受け取る行為である」
もちろん個別銘柄レベルでは勝ち負けがあり、タイミングの失敗で損をすることもあります。ただし市場全体(インデックス)への長期投資では、プラスサムの恩恵を受けやすい構造といえます。
なぜ株はインフレに強い資産と言われるのか
企業はモノの値段が上がると売上・利益も増える傾向があるため、株価もインフレとともに上昇しやすいからです。
インフレとは「物価が継続的に上昇する現象」です。現金や預金は名目の金額が変わらないため、物価が上がると実質的な価値が目減りします。
一方、企業はインフレ時に商品・サービスの値上げができます。
- 売上が増える → 利益が増える → 配当・株価が上がる
この流れが機能すれば、株式はインフレに合わせて価値を保ちやすくなります。
ただし注意が必要です。急激なインフレは金利上昇を招き、企業の借入コストが増して業績を圧迫することもあります。インフレが株に有利とは、「緩やかで安定したインフレ局面では」という前提付きです。
主要な株価指数は長期でどう動いてきたか
世界の主要な株価指数は、短期的な上下を繰り返しながらも、長期では右肩上がりの傾向を示しています。
日経平均株価
日本の代表的な指数で、東証プライム上場企業のうち225銘柄の株価から算出します。1989年のバブル期に史上最高値(約38,915円)をつけた後、長期低迷しましたが、2024年に35年ぶりに最高値を更新しました。

TOPIX(東証株価指数)
東証プライム上場の全銘柄を対象とした時価総額加重指数です。日経平均より分散が効いており、日本株全体の動きをより広く反映します。

S&P500
米国の大型株500銘柄で構成される指数です。過去約100年で年平均リターンは約10%(インフレ調整後で約7%)とされており、世界中の長期投資家に参照される指数です。リーマンショックやコロナ禍などで大きく下落しましたが、その後いずれも回復・更新しています。

歴史的な事実として、どの指数も長期(20年以上)で見ると投資リターンはプラスでした。ただし過去の実績は将来を保証しません。
株式投資を始める前に知っておきたいこと
株式投資には魅力がある一方、理解しておくべきリスクと前提があります。
元本保証はない
株価は企業業績・金利・景気・地政学リスクなど多くの要因で変動します。投資した元本が減るリスクは常にあります。
短期売買は難しい
プロの機関投資家やアルゴリズムが参加する市場で、個人が短期の値動きで安定的に利益を得ることは難しいとされています。長期投資との組み合わせが基本です。
分散投資が基本
個別銘柄への集中投資はリスクが高まります。複数の銘柄・地域・資産クラスに分散することでリスクを抑えられます。インデックスファンドはこの分散を低コストで実現できる手段の一つです。
NISA・iDeCoを活用する
日本では投資利益に約20%の税金がかかります。NISAを使えば年間最大360万円まで非課税で投資できます。まずは税制優遇制度を活用することをお勧めします。NISAを始めるための口座選びは 証券口座の選び方|SBI証券と楽天証券で迷ったときの決め方 で解説しています。
余剰資金で行う
生活費・緊急資金は別に確保した上で、余剰資金で投資することが鉄則です。いつでも引き出せる状態で投資していると、相場下落時に損切りを強いられます。
まとめ
- 株式投資とは、企業のオーナーになって成長・利益を共有する投資
- 配当・株価上昇・株主優待が主なリターンの形
- 株式市場全体は経済成長と連動するプラスサム構造
- 企業はインフレ時に値上げで利益を守れるため、株はインフレに比較的強い
- 日経平均・TOPIX・S&P500など主要指数は長期では右肩上がりの傾向(過去実績)
- 元本保証はなく、分散・長期・余剰資金が投資の基本原則
株式投資を始めるには証券口座が必要です。
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まずは口座だけ作っておくのもOKです。
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これらの点を参考にしながら、自分の状況に合わせて確認してみてください。
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免責事項
本記事は情報提供を目的としており、投資助言を目的とするものではありません。
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投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。


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