投資信託とは?1本で分散投資できる仕組みを解説
投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をまとめて運用する金融商品です。自分で銘柄を選ばなくても、1本買うだけで複数の資産に分散投資できます。
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この記事でわかること:
- 投資信託の仕組みと「何を買っているか」のイメージ
- インデックス型とアクティブ型の違い
- 目論見書の読み方
- 基準価額とは何か
- 購入・売却の約定タイミング(株との違い)
これらの点を参考にしながら、自分の状況に合わせて確認してみてください。
投資信託とは何か
投資信託とは、投資家から集めた資金を専門家(ファンドマネージャー)が株式・債券・不動産などに分散投資する仕組みの金融商品です。
「投資信託」は英語で「mutual fund(ミューチュアルファンド)」と呼ばれます。多くの人がお金を出し合い、運用の専門家に任せて運用する「共同出資の箱」のようなイメージです。
投資信託の特徴は3つです。
- 少額から始められる:100円や1,000円から購入できる商品が多い
- 自動で分散される:1本で複数の銘柄・地域に投資できる
- 専門家が運用する:自分で銘柄を分析・売買する必要がない
投資信託を買うとは何を買っているのか
投資信託を購入するとは、「運用の箱」に自分のお金を入れること。その箱の中では複数の株や債券が動いており、自分はそれらを間接的に保有している状態になります。
たとえばS&P500連動の投資信託を10万円買った場合、その10万円は500社の株式に比率に応じて配分されます。自分でAppleやMicrosoftの株を直接買うわけではありませんが、結果として500社のオーナーの一人になります。
投資信託は「口数(くちすう)」という単位で保有します。基準価額(後述)が変動すると、保有口数に応じて自分の資産額も変わります。
インデックス型とアクティブ型の違い
投資信託には大きく2種類あります。
インデックス型(パッシブ運用)
- 日経平均やS&P500などの指数に連動するよう設計
- ファンドマネージャーによる銘柄選定が不要なため、コストが低い(信託報酬0.1%前後が標準)
- 市場平均と同じリターンを目指す
- 長期・積立に向いており、初心者に推奨されることが多い
詳しくは インデックス投資とは? をご覧ください。
アクティブ型(アクティブ運用)
- 指数を上回るリターンを目指してファンドマネージャーが銘柄を選ぶ
- コストが高め(信託報酬1〜2%程度)
- 必ずしも指数に勝てるわけではなく、長期では多くがインデックスに劣るというデータがある
- 特定のテーマ(AI・医療・ESGなど)に特化した商品も多い
| インデックス型 | アクティブ型 | |
|---|---|---|
| 運用方針 | 指数に連動 | 指数を上回ることを目指す |
| コスト | 低い(0.1%前後) | 高め(1〜2%) |
| リターン | 市場平均 | 変動が大きい |
| 向いている人 | 長期・積立 | テーマ投資・高リターン志向 |
投資信託の中身は目論見書で確認できる
目論見書(もくろみしょ)とは、投資信託の「説明書」です。購入前に必ず確認すべき公式書類です。
目論見書には以下の情報が記載されています。
- 投資対象:株式か債券か、国内か海外か、どの地域・業種か
- 運用方針:インデックス型かアクティブ型か、何を基準に銘柄を選ぶか
- 手数料・コスト:信託報酬(毎年かかる費用)、購入時手数料(無料の場合も多い)
- リスク:価格変動リスク・為替リスク・信用リスクなど
- 過去の運用実績:ただし将来の成果を保証するものではない
目論見書は証券会社のWebサイトや各ファンドの公式ページで無料で閲覧できます。特に「信託報酬」は長期運用のコストに直結するため、必ず確認してください。
投資信託の基準価額とは何か
基準価額とは、投資信託1口あたりの価格のことです。株のようにリアルタイムでは変動せず、1日1回だけ算出されます。
基準価額は「純資産総額 ÷ 総口数」で計算されます。保有する株・債券の価値が上がれば基準価額も上がり、下がれば下がります。
初心者が混乱しやすいポイント
基準価額は通常「1万口あたり」で表示されます。
- 基準価額が「15,000円」=1万口が15,000円
- 1万口未満(たとえば3,000口)でも購入可能
購入時に「いくら分買うか(金額)」を指定する「金額買付」が一般的で、証券会社が自動的に口数を計算してくれます。
基準価額は「安い=お得」ではない
基準価額が5,000円のファンドが基準価額10,000円のファンドより「安くて得」というわけではありません。基準価額は運用開始からの累積リターンを反映しているだけで、将来性とは無関係です。
投資信託の購入・売却の仕組み(約定タイミング)
投資信託は注文してもすぐに価格が確定しません。株とは異なり、翌営業日以降の基準価額で約定します。
購入(買付)の流れ
- 証券口座から注文を出す
- その日の翌営業日(または翌々営業日)の基準価額で約定(価格確定)
- 「いくらで買えたか」は注文後に確定する
注文時点では価格が分からない状態で注文することになります(ブラインド方式)。
売却(換金)の流れ
- 売却注文を出す
- 翌営業日以降の基準価額で約定
- 売却代金が口座に入金されるまでさらに数営業日かかる
株との違いのまとめ
| 株式 | 投資信託 | |
|---|---|---|
| 価格 | リアルタイムで変動 | 1日1回算出 |
| 注文価格 | 指定できる | 注文時点で不明 |
| 約定タイミング | 即時 | 翌営業日以降 |
| 入金までの日数 | 約定翌日〜2営業日 | 約定後さらに数日 |
急に現金が必要になっても、投資信託はすぐに換金できません。生活費・緊急資金は投資信託とは別に確保しておくことが重要です。
投資信託を購入する証券会社の選び方は 証券口座の選び方|SBI証券と楽天証券で迷ったときの決め方 で解説しています。
まとめ
- 投資信託とは、多くの投資家のお金をまとめて専門家が運用する金融商品
- 1本で複数の銘柄・地域に分散投資でき、少額から始められる
- インデックス型(低コスト・指数連動)とアクティブ型(高コスト・指数超過を目指す)がある
- 購入前に目論見書で投資対象・手数料・リスクを確認する
- 基準価額は1日1回算出。株のようにリアルタイムでは動かない
- 注文してもすぐ価格は確定せず、換金まで数日かかる点は株と大きく異なる
- 運用成果は保証されておらず、市場環境によって損失が生じる可能性がある
投資信託は初心者が最初に触れる投資商品として非常に適しています。NISAのつみたて投資枠と組み合わせることで、低コスト・非課税で長期投資を始められます。
投資信託の購入は証券口座から行います。口座開設は無料です。
証券口座は、SBI証券か楽天証券のどちらかで問題ありません。
どちらも無料で、スマホから簡単に開設できます。
まずは口座だけ作っておくのもOKです。
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免責事項
本記事は情報提供を目的としており、投資助言を目的とするものではありません。
掲載している情報の正確性には万全を期しておりますが、内容を保証するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。


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