NISAはやめたほうがいい?メリット・注意点をわかりやすく解説
「NISAって危険なの?」「暴落したらどうなる?」「やめたほうがいいって本当?」という疑問を持っている方は多いはずです。
「ニュースで株価が下がっているのを見て不安になった」「友人にNISAはリスクがあるからやめた方がいいと言われた」——こうした不安や疑問は、NISAを始める前によく出てきます。
この記事でわかること:
- NISAが「危険」と言われる理由と実態
- 投資に伴うリスクの整理
- 初心者が気をつけたいポイント
- 無理なく続けるための考え方
NISA自体が危険な制度というわけではありませんが、投資商品には値動きがあり、元本保証ではありません。「絶対安全」とも「危険だからやめるべき」とも断言できるものではなく、リスクを理解した上で無理のない範囲で活用することが大切です。
NISAと特定口座の違いについては NISAと特定口座の違いとは?初心者向けにわかりやすく解説 もあわせてご覧ください。
NISAは「制度」であり、元本保証ではない
「NISAはやめた方がいい」という声を聞くとき、まず整理しておきたいのは、NISAは投資商品ではなく制度だという点です。
- NISA:投資で得た利益が非課税になる「制度(口座の枠組み)」
- 投資商品:NISAの枠内で購入する投資信託・個別株など
NISAで購入する投資商品は、価格が変動します。株価や投資信託の基準価額が下がれば、保有資産の価値は下がります。これはNISAが危険なのではなく、投資そのものにリスクがあるということです。
NISAという制度自体は、通常かかる約20%の税金を非課税にするための枠組みです。この点を混同しないようにすることが、NISAを正しく理解する第一歩です。
NISAをやめたほうがいいと言われる理由
暴落リスク
投資信託・株式の価格は、経済状況や市場環境によって大きく変動することがあります。
- 世界的な金融危機や経済ショックが起きると、短期間で大きく下落することもある
- 積み立てた資産の評価額が一時的に元本を下回ることがある(含み損)
- 暴落のタイミングや規模は事前に予測することが難しい
こうしたリスクを「危険だからNISAをやめるべき」と受け取る方もいます。
暴落時の具体的な考え方については 新NISAは暴落したらどうする?慌てないための考え方をわかりやすく解説 をご参照ください。
元本割れの可能性
NISAで購入した投資信託や株式は、元本保証ではありません。
- 購入後に価格が下がれば、売却時に損失が生じることがある
- 「ポイントや特典感覚で気軽に始めたら損した」というケースも
- 短期間で売却してしまうと、回復前に損失が確定するリスクがある
短期で利益を期待してしまう
NISAは長期積立に向いた制度ですが、短期的な利益を期待して始めると、価格が下がったときに不安になりやすいです。
- 「すぐに増える」という期待が強いと、下落時に売却判断をしやすい
- 短期の価格変動に振り回されて、積立を途中でやめてしまうケースもある
- 長期積立を前提とした資金計画なしに始めると続けにくい
初心者が気をつけたいポイント
無理な積立をしない
生活費を圧迫するほどの金額を積み立てると、価格が下がったときに精神的な負担が大きくなります。
- 毎月の積立額は、固定費・生活費を支払った後の余裕資金の範囲内で設定する
- 「しばらく使わなくて済むお金」を投資に回すことが基本
- 積立額は後から変更できるため、最初は少なめに設定しても問題ない
積立額の考え方については NISAの積立額はいくらがいい?月1万円からでも始められる理由をわかりやすく解説 もご参照ください。
生活防衛資金を優先する
投資を始める前に、急な出費に備えた手元資金を確保しておくことが大切です。
- 生活費の3〜6か月分程度を現金で手元に残しておく
- この生活防衛資金は投資に回さない
- 投資資金と生活資金を明確に分けることで、下落時に焦らずに済みやすい
長期投資を前提に考える
投資信託の積立は、10年・20年という長期を前提にした方法です。
- 短期の価格変動は、長期投資の視点では避けられないものとして受け入れることが重要
- 始めてすぐの含み損で一喜一憂せず、続けることを重視する
- 長期視点で積み立て続けることが、積立投資の基本的なアプローチ
オルカンやS&P500も下落することはある
NISAで人気の投資商品であるオルカン(全世界株式)やS&P500連動ファンドも、価格は日々変動します。
- 世界経済の状況によって大きく下落することもある
- 長期的に見れば回復・上昇した時期もあるが、将来も同様になるとは断言できない
- 「人気の商品だから安全」ではなく、値動きのリスクがある商品であることを理解した上で保有することが大切
オルカンの詳細は オルカンとは?初心者向けに特徴・メリットをわかりやすく解説、S&P500の詳細は S&P500とは?NISAで人気の米国株インデックスファンドの特徴を解説 をご参照ください。
それでもNISAを活用する人が多い理由
リスクがある中でも、NISAを活用する方が多いのには理由があります。
非課税メリット
通常の投資口座では、利益に約20%の税金がかかります。NISA口座内の利益はこの税金がかからないため、長期運用での恩恵が大きいとされます。
長期積立との相性
NISAのつみたて投資枠は、長期の積立投資に向けた設計です。
- 毎月自動で購入する積立設定が可能
- 「高いときは少なく、安いときは多く買える」ドルコスト平均法の効果が期待できる
- 長期間にわたって少しずつ購入することで、特定のタイミングへの依存を減らしやすい
少額から始めやすい
主要ネット証券では、月100円から投資信託を積み立てられます。
- 少額で始めることで、価格が下がっても心理的な負担が小さい
- 「まず体験してみる」という入口として使いやすい
- 慣れながら積立額を増やすことができる
初心者はどう考えればいい?
最初から完璧を目指さない
「完璧なタイミングで始める」「最初から最適な商品を選ぶ」ことにこだわりすぎると、始めること自体が難しくなります。
少額で始めて、実際に運用しながら理解を深めていくことで、投資の流れや価格変動の感覚を掴みやすくなります。
少額から始める
最初から大きな金額を積み立てる必要はありません。
- 月1,000円〜1万円程度から始めて慣れることも選択肢のひとつ
- 少額なら価格が下がっても焦りにくい
- 続けやすい金額を設定することが最初のポイント
無理なく続けることを重視する
価格が下がっても「続けること」が積立投資の基本とされています。
- 価格が下がった局面でも積み立てを続けることで、安値で多く購入できる
- 「価格が下がったからやめよう」という判断は、積立の仕組み上、機会損失につながりやすい
- 「下がっても慌てない」と思える積立額の設定が重要
証券会社の選び方については NISAはどの証券会社を選ぶべき?選び方をわかりやすく解説 もご参照ください。
よくある質問
Q:NISAは危険ですか?
NISA自体は非課税の制度であり、制度として危険というわけではありません。ただし、NISAで購入する投資商品は値動きがあり、元本保証ではありません。リスクを理解した上で、無理のない範囲で活用することが大切です。
Q:暴落したらどうなりますか?
保有する投資信託や株式の評価額が下がり、含み損が生じることがあります。元本割れの状態になっても、そのまま積み立てを続けることで、価格が回復した際に評価額が戻るケースもあります。ただし、将来の価格回復を保証するものではありません。詳しくは 新NISAは暴落したらどうする?慌てないための考え方をわかりやすく解説 をご参照ください。
Q:元本割れすることはありますか?
あります。投資信託・株式は元本保証ではなく、購入後に価格が下がれば保有資産の評価額が購入額を下回ることがあります。長期積立では、短期の価格変動を受け入れながら続けることが一般的なアプローチです。
Q:初心者でも大丈夫ですか?
少額から始めて少しずつ慣れていくことで、無理なく続けやすくなります。最初から完璧を目指す必要はなく、まず始めてみることで投資の流れを理解していく方が多いです。
Q:積立はやめたほうがいいですか?
積立をやめるかどうかは、個人の状況・目的によります。生活費を圧迫するほどの積立額なら減額や停止を検討することも選択肢です。一方で、価格が下がったからという理由だけで積立を止めると、安値での購入機会を失うことにもなります。
まとめ
- NISA自体が危険というわけではない:非課税の制度であり、リスクは投資商品にある
- 元本保証ではない:価格変動があり、元本割れの可能性もある
- 無理のない積立額で続けることが重要:生活防衛資金を確保した上で余裕資金で積み立てる
- 長期視点で考える:短期の価格変動に振り回されず、続けることを重視
- 最初から完璧を目指さなくていい:少額から始めて慣れることも自然な流れ


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